【マイク眞木、病を語る】 稲妻のような激痛、盲腸で幽体離脱した

 食事はオートミールやパンケーキ。僕はそういう食事も好きだから、おいしくいただけました。3日の入院でしたが、海外だったので医療費が60、70万だったかな。高額でびっくりしたのを覚えています。旅行保険に入っていて助かりました。

<ジイサンらしくする必要はなし>

 僕はお酒が飲めないんですが、ジャンクフードが大好き。立て続けに手術を受け、死んでもおかしくなかったわけですから、今はおまけの人生。節制してジイサンらしくする必要はないと思っています。考え方もファッションも。アロハにジーンズでいたいですね。
 頭の中は16歳の時のまま。ただ、肉体がついてこないことはある。病気は、肉体的に無理がきかなくなっていることを警告するサインだと理解しています。

 幸い、ギターで指先を刺激し、ライブの緊張感や達成感、歌詞が出てこない時にいかにごまかすかなんてことを瞬時に考えるのが仕事なので、脳の活性化につながっています。元気で健康なイメージがあるようで、病歴に関するインタビューを受けたのは、今回が初めてなんですよ。

3 / 4 ページ