あなたの「免疫力」が数値でわかる 客観的なチェック方法が登場

「平成24年度の日本人の死亡順位は、1位がん、2位心疾患、3位肺炎、4位脳血管疾患です。しかし、死後の解剖所見で見ると、高齢者の死因のトップは肺炎などの感染症。これらに対抗するためには、免疫力を上げることが不可欠。免疫力は加齢とともに低下しますが、ストレスや食生活などの環境因子の影響も大きく、人によってその低下の度合いが異なります。免疫力の評価法は、自分の現状がどうなのかを知るのに役立つのです」

 現在、全国48カ所の医療機関でこの評価法が取り入れられている。単独で行っているところもあれば、ほかの健診などの一環として行っているところもある。

「評価法を希望されるのは、大病を患った人、がんの人、現在病気治療中の人などが多くを占めています。加齢による免疫力低下は免れませんが、生活習慣改善で免疫力を上げることは可能です」

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