糖尿病予防で男性が見習うべきは「昭和の父とOL」

<自宅の晩酌から始める>

 かといって、すぐに食事の量を減らそうにも、できない相談だ。そこで最初に始めるべきは、自宅で晩酌をすることだと牧田院長は言う。

「最初に野菜や魚、肉を、最後にご飯などの炭水化物を、時間をかけて取る。これが血糖値を上げない食べ方です。実は昭和のお父さんの晩酌がまさにコレ。お酒は血糖値を下げます。さらなる効果を狙うには、ビールやお酒でなく、欧米の研究でやせる効果が証明されている白ワインを飲むことです。このとき、お水を1リットルくらい飲むといい。血液中のアルコール濃度も薄まり、お勧めです」

 そもそも、男性の肥満が増加する原因は仕事にある。忙しいため、早く満腹感を得られる丼物やカレー、麺類といった炭水化物を好み、一気に胃に流し込むからだ。

「昼、満足に食事ができないぶん、夜ドカ食いする。それをやめるためにも、自宅での晩酌がいいのです」

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