電話でも大丈夫! 老親の病気を見抜く会話術10項目

「長谷川式認知症検査」の質問項目のひとつで、時間を空けてから覚えているかどうかを再びたずねる。

(2)時間、場所を聞く
 認知症は時間と場所が分からなくなるケースが多い。「今日は何月何日だっけ?」とか「前に外食した時、いつどこで何を食べた?」などとたずねてみる。

(3)基本問診
「食事をおいしく食べられているか」「便秘はしていないか」「しっかり眠れているか」の3点を聞く。問診の際に医者が患者に聞く基本的な項目で、どこかに病気が隠れていないかどうかの手がかりになる。胃がんなら食欲不振、便秘がひどければ大腸がん、眠れない場合は心不全、うつ、逆流性食道炎などの疑いが出てくる。

(4)体重が減っていないか
 がんが隠れていないかどうかの手がかりになる。食事制限などをしていないのに、1カ月で2キロ以上、体重が落ちていたら要注意。

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