電話でも大丈夫! 老親の病気を見抜く会話術10項目

(5)体に慢性的な痛みはないか
 同じく、がんの手がかりになる。

(6)血圧は正常かどうか
 脳卒中や心筋梗塞は朝6~10時の間に発症するケースが圧倒的に多い。夜から朝にかけて血圧が上昇する「早朝高血圧」の人は注意が必要。血圧計を準備して、起床してトイレに行った後、1~2分安静にしてから血圧を測ってもらう。最高が135mmHg、最低が85mmHgを超えるようなら、医師の診断を受けさせる。

(7)脈拍が正常かどうか
 心臓突然死や脳梗塞は、心臓が不規則に動く心房細動が原因になるケースが多い。手首に指をあてて自分で測ってもらい、1分間に60~90回なら問題ない。日常生活で動悸や息切れがないかも聞いておく。

(8)健康診断を受けているかどうか
 1年に1回、肺、胃のレントゲン検査を受けているかどうかをたずねる。肺がんが進行すると、咳(せき)が長引いたり、血痰(けつたん)が出たり、胸の痛みといった症状が出るが、その時点では遅いケースが多い。肺と胃の検査はできるだけ受けさせる。

3 / 4 ページ

関連記事