推定530万人 COPD(慢性閉塞性肺疾患)に新リハビリ

「現在、COPD患者さんのリハビリには基本的にWBVを使っています。以前は苦しい、つらいと訴える患者さんも多く、続けられない方もいましたが、〈WBVならやりたい〉と言う方が多い。モチベーションの維持や向上にもなっているのです」

 重症COPDで寝たきりになり、肺移植しかないと言われた患者が、WBVを使ったリハビリに取り組んだところ、なんとか続けられ、今では自分で行動でき、日常生活を普通に送れるまで回復した例もあるという。
「負のスパイラルに陥る前に、早い段階でリハビリを取り入れることが非常に重要です」
 記者もWBVを体験してみた。純粋に楽しい! 普及が待ち望まれる。

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