塩分は無意識に取り過ぎている…「食べて減塩」3つのポイント

 役立つのは食事メモだ。よく食べているメニューが、意外に塩分が多い場合がある。

「たとえば、中華料理屋のラーメン、チャーハン、八宝菜のうち、最も塩分が多いのは八宝菜です。和食は体にいいイメージがありますが、思っている以上に塩分量が多いこともあります。AとBならどちらが塩分が多いか、自分の食事パターンから知っておくといい。無意識な塩分摂取回避にもつながります」

 横浜創英短期大学・則岡孝子名誉教授(管理栄養士)は、「無理な減塩は長続きしない。トータルで塩分摂取量を減らせるワザを身に付けるべき」と話す。そのポイントは、「摂取」「吸収」「排泄」だ。

「摂取量を減らし、体内への吸収率を抑え、体外への排泄を高める。これらをトータルでやれば、それぞれの努力はほどほどで済みます」

 具体的な方法は次の通りだ。

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