心筋梗塞3割増 サラリーマン「危ない月曜日」の切り抜け方

 危ない月曜日を乗り切るためには、ストレスを最小限に抑えることが重要だ。
「日曜日はできるだけ遠出せず、少なくとも夕方以降はのんびり過ごした方がいい。早めに夕食を済ませ、アルコールは控える。7時間は睡眠をとるようにベッドに入ってください。たとえ眠れなくても、体を横にして目を閉じているだけで効果はあります」(奥田氏)

 月曜日は午前中からバリバリ仕事をするのは避ける。それほど頭を使わなくても機械的にこなせるルーティンワークや、自分が得意な仕事を優先するようにしたい。
「仕事モードのリズムをつくって体を慣れさせることが大切なので、何もしないでだらだらサボるのはマイナスです」(奥田氏)

 高血圧や動脈硬化などのリスクを抱えている人はさらに注意が必要だ。
「月曜日は危険な日だとしっかり意識しておくことです。月曜日の朝は、起きた時に血圧を測って異常がないかチェックしたり、薬を忘れずに飲むようにしたり、他の曜日よりも慎重に過ごした方がいいでしょう」(東丸教授)

 これで、危ない月曜日を乗り切れる。

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