改めて知りたい コンタクトレンズが招く深刻な目の病気

 毎日のように使用するコンタクトレンズは、慣れてくるとついつい扱いがいい加減になってくる。後悔したくなければ、正しい使用法をきちんと実践することだ。
 何日間もつけっぱなしにするのは論外で、装用時間はソフトなら1日12時間、ハードなら1日14時間程度にしておく。レンズは洗浄液を使って指の腹でこすり洗いし、装着前にもしっかりすすぐ。

 レンズケースは使用したらフタを開けて乾燥させ、3カ月に1回は新品に交換する。いずれも目を守りたいなら必ず心がけるべし。

「レンズを洗浄液で洗わず、水道水を注いだコップの中につけて再び使用する人もいますが、水道水に含まれるアメーバが感染症の原因になります。汚れた手でレンズを装着したり、裂けたレンズを使うのも危険です。もったいないからといって使い捨てコンタクトレンズを何度も再使用するのは絶対にやめてください」(山田教授)

 面倒くさいなあと思った人は、メガネにしておいた方がいい。

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