代表的な自覚症状は、「水をよく飲む」「夜中に乾きで目が覚める」など。
別表の「ドライマウスの自己診断」のような症状がひとつでもあれば、歯科医や専門病院を受診して“唾液の量”を量ってみるといい。検査で簡単に分かる。
■薬の副作用やストレス
そもそも、なぜ、口の中が乾くのか?
「加齢による唾液腺の衰えや、口呼吸による口腔内の乾燥もありますが、一般的には、特定の病気や薬の副作用、精神的ストレスが原因です。年を取ると病気になったり、薬の服用が増えるので、結果的に50歳以上の患者が多くなりますね」
ドライマウスを引き起こす病気としては糖尿病や腎臓病、そして「シェーグレン症候群」が挙げられる。
この聞き慣れない病気は、免疫細胞が唾液腺や涙腺を攻撃するため、目や口が乾燥する。