“最凶”寒波でこじらせる人急増 「しもやけ」の正しい対策

 しもやけの正しい対策は2つだ。

 まず、血行をよくする生活習慣を心掛ける。
「夜は手足を伸ばしてゆっくり湯船に漬かり、風呂から上がったら、市販のビタミンE入りクリームを手足に塗る。さらに、マッサージをするとより効果的です」

 次に、温度差や濡れた状態、蒸れを減らす。
「屋外では、手袋や耳あてなどの防寒具をつけて、手、足、耳たぶなどの末梢(まっしょう)部分の露出を極力減らします。帰宅後は、暖房器具の近くで手足を温めようとすると、温度差が生じてかえってかゆくなってしまうので、お風呂に漬かるなどしてゆっくりと温めることがお勧めです」

 雨や雪で通勤時に靴下が湿った時は、そのまま放置せず、はき替える。
「保温機能の高い靴下は屋外ではいいですが、暖房の効いた屋内では汗をかき、蒸れやすくなります」

 しもやけになりやすい人、悪化しやすい人は、いくつかの共通点がある。(1)両親、祖父母など身内にしもやけになった人がいる(2)普段から手足が冷たい(3)冷たい風に当たると耳たぶがジンジンと痛くなる(4)手足に汗をかく――の4項目のうち、1つでも当てはまる人は、要注意だ。

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