注目の人 直撃インタビュー

夏井睦氏が語る「炭水化物が人類を滅ぼす」の根拠

著書は20万部突破/(C)日刊ゲンダイ
カロリーという概念を間違えている

――炭水化物をやめて、お腹がすきませんかね。簡単にできるものなのですか。

 先ほど説明したように、もともと炭水化物は体になくても大丈夫なのです。つまり、体がパンやご飯、お菓子を求めるのは単なる中毒症状・禁断症状なんですよ。血糖が下がるとイライラ感が生じ、これを解消するには血糖を上げるしかありません。しかし、血糖は摂取後2時間で下がります。この現象を空腹と勘違いして食べてしまうのです。

 血糖を上げられる食物は炭水化物くらいですから、チキンやステーキをたくさん食べてもイライラは解消しない。で、また、炭水化物を食べてしまう。でも、最初から炭水化物を食べなければ血糖の上下がないので、空腹感やイライラ、疲れも感じません。私は最近、朝晩2食しか食べていません。おかずは一般的な成人男性の一回の摂取量で、ご飯を抜いただけです。糖質制限を一度経験すれば、炭水化物を食べた後、体が重く感じ、眠くなるし、二日酔いと同じような症状になりますよ。

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