先週、誤嚥(ごえん)性肺炎のため死去した「炎の料理人」こと中華料理シェフの周富徳さん(享年71)。くしくも、同時期に亡くなった「ラーメンの鬼」こと佐野実さん(享年63)と共通するのは、最期まで糖尿病と闘っていたことだ。
糖尿病はラーメンなど糖質を含んだ食品の取り過ぎが引き金になるが、ちょっとした工夫でリスクが軽減できるという。それは「食べ方」だ。管理栄養士の伊達友美氏がこう言う。
「糖尿病は血糖値の急上昇と急降下を繰り返すことですい臓が疲労し、インスリンの分泌力が低下して発症を招きます。しかし、食べる順番を変えたり、ちょっとした工夫をすることで血糖値をコントロールし、糖尿病を予防できます。この方法はダイエットにも効果があるのです」
では、どうすれば血糖値を急上昇させずにすむのか。伊達氏に聞いた。
■「ビールで乾杯」の前に