体が休まり疲れも取れる 「うつぶせ睡眠」はメリット多し

 うつぶせ寝はメリットだらけなのだ。

■呼吸しやすい体勢を探す

 ただし、うつぶせに寝る時は、正しい体勢を意識することが重要だ。写真を参考に、重力に身を任せつつ自分なりに呼吸がしやすい楽な体勢を探してみよう。

 うつぶせ寝の基本姿勢は、まず顔を左右どちらかに向け、枕の端に乗せる。顔を向けている側の腕と足を窮屈にならない程度に曲げ、反対側の腕と足は伸ばす。

 この寝姿勢をつくった時に、体と布団の間に隙間があると無理な体勢になる。胸の下や脇にクッションやタオルなどを入れ、自然に呼吸がしやすくなるように高さを調節する。

「寝ている最中に寝返りをうって、横向きやあおむけになっても問題ありません。睡眠は眠り始めてから最初の15~30分が重要で、そこさえうつぶせで眠ることができれば、深い睡眠や疲労回復につながります。また、最初は多少窮屈に感じても2週間は続けて様子を見てください。寝姿勢を変えると、呼吸する際に使う筋肉の動きも変わります。その動きを学習するまで時間が必要なのです」(菅原氏)

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