狭心症や心筋梗塞を誘発 血圧を下げすぎると命が危ない

 高血圧で病気になるリスクより、血圧を下げたことによって起こる病気や事故のリスクの方が高くなってしまったら、本末転倒だ。

 血圧を下げすぎないようにするには、定期的に家庭血圧を測って、変動しやすい自分の血圧を把握することが基本になる。朝と夜、1日2回計測するのが理想的だ。

「計測した最高血圧が常時120以下の場合、どこかで一時的に100以下まで下がっている可能性があります。クスリを減らしたり、飲まない方がいいでしょう。クスリを飲んで、めまい、立ちくらみ、動悸(どうき)、胸痛がある場合も、血圧を下げすぎているサインだと考えてください」(東丸教授)

 血圧はただ下げればいいというものではないのだ。

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