糖尿病、脳梗塞、がん…「5大国民病」の10年後を予想する

「5年前に大阪の国立循環器病研究センターが8人に実施、半年後に6人が歩けるまでに改善。各地で成功を収めています。新たなリハビリ法も普及、社会復帰できる病気になりそうです」(首都圏の循環器科医師)

■心筋梗塞…冠動脈MRA検査が普及

 超高齢化社会の進展と、若者の動脈硬化激増で80万人超(2010年)の患者数はさらに増える。

「治療法は薬で血栓を溶解させる血栓溶解療法、バルーン拡張術、ステント留置術などあるが、発症後即治療しなければ危険なことに変わりはない。早期発見のための検査法が発達するでしょう」(大学病院医師)

 心臓の検査には、心電図、心エコー、冠動脈造影などがあるが、心臓の太い動脈の狭窄やプラークが簡単にわかる冠動脈MRAが普及するという。

■がん…患者の遺伝子解析必須に

2 / 3 ページ

関連記事