心筋梗塞、脳腫瘍…「ありふれた症状」に潜む病気のサイン

 小便をした時にできる泡がなかなか消えない人は、腎臓機能の異常で尿にタンパクが混ざっているケースがある。落下によってできる細かい泡がドーム状になっている場合は問題ない。

 タンパクが混ざっている小便は、蜂の巣のように大きめで、洗剤のシャボン玉のようにふんわりした感じの泡が立つ。

■光の輪が見える

 電灯、電球などを見た時に虹がかかったような光の輪が見える現象を虹視症と呼ぶ。虹視症の代表的な原因は急性緑内障発作だ。急激な眼圧の上昇によって角膜の水分コントロールができなくなり、角膜が浮腫を起こして白くふやけてくる。その状態で光を見ると光の輪が見える。眼痛、頭痛、嘔吐を伴うケースが多く、放置すると失明の危険も。

■肩がこわばる

 左の肩や顎などが痛む人は狭心症による放散痛の可能性がある。内臓にはさまざまな神経系統があり、そこを伝わって生じる痛みが思わぬ場所に表れることは少なくない。狭心症は心筋梗塞の前兆で、肩の痛みで心電図をとったら心筋梗塞を起こしていたケースも。

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