もっと積極的にヤセたい人は、「おからパウダー（乾燥おから粉末）」を使ったダイエットはいかが？
豆腐や豆乳の搾りかすであるおからを乾燥させ、細かく粉砕したもので、「ダイエットにいい」と売り切れ続出になるほど、大ブームになっている食材だ。
記者の友人も、おからパウダーを夕食に取り入れるだけでほかのことを一切せず、１カ月で２キロ減に成功。ちまたでは、「３カ月で１０キロ減った」「ぽっこりお腹がへこんだ」などの声が上がっている。おからパウダーの人気の秘密は何か？ どう活用すればいいのか？ 管理栄養士の池上保子氏にインタビューした。
■スプーン１杯をラーメンやカレーに混ぜるだけ
おからパウダーの原料は大豆ですから、栄養価が非常に高い。ダイエットの観点からでは、便通を促し、余分な脂肪を絡めて排出する食物繊維が豊富です。おからパウダーに水を加えて通常のおからにした場合ですが、食物繊維が１１．５グラム（１００グラム中＝以下同）。木綿豆腐０．４グラム、キャベツ１．８グラムなどと比べるとずばぬけた量ですね。
このオカラパウダーを水に溶かして飲んでみると、すぐに分かります。味もしなければ香りもない。つまり、ほかの料理に合わせて使っても、元の味を邪魔しないのです。それでいて、おからパウダーが水分を含んでカサが増えるので、使わない場合よりもカロリーがぐっと低くなります。腹持ちもいいですよ。
調理の段階で使うなら、ハンバーグ、つみれ、ミートボール、卵焼き、オムレツ、コロッケなどに混ぜて。「おからパウダーが入っている」と言われなければ、気がつかないと思いますよ。
外食中心のサラリーマンの方は、会社に常備して、いろんな食事にプラスしてもいいですね。
たとえば、お味噌汁やスープ、カレー、シチュー、ラーメン、八宝菜などに、スプーン１杯のおからパウダーを入れてよくかき混ぜる。コーヒーやココアなどの飲み物、ヨーグルトなどに混ぜてもいいでしょう。
おからパウダーを上手に利用すれば、ダイエットに効果的です。