患者50人を対象に取ったアンケートでは、平均睡眠時間が6時間半以上であれば肩こりは半減し、6時間以下では急激に悪化するという結果が出た。また、8時間以上では、腰の筋力の低下を招き、かえって肩こりが悪化したという。
(1)~(3)を踏まえた上で、神戸准教授が自宅でできる肩こり対策として勧めるのが、次のストレッチ体操と腹筋体操だ。
【ストレッチ体操】
両手を後ろへ伸ばしてペンギンの羽のように、肩甲骨を寄せる運動を5回×3セット。
※手のしびれや首の痛みを感じる人は、頚椎(けいつい)椎間板ヘルニアの恐れがあるので、病院で検査を。
【腹筋体操】
あおむけに寝て、膝を曲げる。両手を軽く膝の上にのせ、おへそをのぞき込むようにして10秒キープ。これを5セット。