病院の前に…薬のプロ「薬剤師」を徹底活用する6ポイント

写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ

 体調がすぐれないが、病院に行くほどでもない。そんな時、自宅にある常備薬や薬局で買った薬を飲んで様子をみる人がほとんどだろう。だが、薬は正しく飲まないと安全性や有効性を保てない。身近にいる薬剤師をもっと活用したい。

 インターネットやコンビニで、薬を手軽に購入できるようになった。だが、薬は体にとっては“異物”だ。副作用もある。市販薬なら安全というわけでもないから、素人判断はリスクを伴う。

 調剤薬局を中心に全国各地に店舗を構える「アイセイ薬局」多摩センター店の薬剤師、篠塚奈美氏は言う。
「薬には自分の体質に合わないものや、飲み合わせが悪いものもあります。また、薬にはたくさんの種類があって、症状に合わせて選ばなければなりません。たとえば同じ胃薬でもいくつもタイプがあり、症状によっては逆効果になってしまうものもあります。ネットで調べた表面的な情報だけにとらわれて、どの薬を飲んでいいのか分からなくなっている方もいます。薬を上手に利用するために、もっと薬剤師に相談してほしい」

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