病気になりたくなければ怒りを手放せ

「キレ防止スイッチ」を作っておく

普段あまり触れない部分を押してみよう/(C)日刊ゲンダイ

「カッとなってつい怒鳴ってしまった」「頭に血が上って辛辣な言葉を浴びせた」……。こうした「キレる」状態は社会人ならば絶対に避けたいもの。日本の会社組織では、一度キレてしまうとその後始末が大変です。謝罪して表面上は許してくれたとしても、相手に「傷つけられた」と恨みが残ったり、「感情が不安定な人」と陰口を言われたりするケースは珍しくありません。

 そこで、キレないためのコツを紹介します。

 まず、二の腕や肘の内側、指の股など普段はあまり触れない体の部分を1カ所選びます。指圧すると「ちょっと気持ちいい」ところがおすすめ。そこをあなたの「キレ防止スイッチ」に決めます。

 そして、そのスイッチを何度か指で押しながら、最高に気分が良かった経験をひとつしっかりと思い浮かべます。視覚的イメージだけではなく、できるだけその時の感覚も蘇らせてください。例えば、ペットや彼女と戯れているフワフワした温かさとか、海や緑の自然の中で思い切り深呼吸している爽快感といった“感覚”です。

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