病気予防効果あり コーヒーで「体にいい」4つの成分

(C)日刊ゲンダイ

 コーヒーに多くの病気を予防する効果があるのは間違いない。しかし、飲み過ぎは逆効果なので気をつけたい。

「コーヒーには体によくないとされる成分も含まれていて、6杯以上飲み続けると心血管系疾患の発症リスクが逆に高まったという調査もあります。私は1日1~3杯で十分と考えています。ただし、妊娠中の女性など、カフェインの過剰摂取を避けなければいけない人は注意が必要です」

 より効果的な飲み方もある。深煎り豆と浅煎り豆を1:1でブレンドし、ペーパードリップ式で入れる。お湯の温度は90度以下にして、蒸らし時間をしっかりとるためゆっくり抽出する。

「コーヒーの有効成分のうち、クロロゲン酸は熱に弱いので、浅煎りにとどめておかなくてはいけません。反対にニコチン酸とNMPは、トリゴネリンという成分に熱が加わって変化してできるものなので、深く煎る必要があります」

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