“新基準値”で大混乱…人間ドック、健康診断の賢い使い方

新基準に翻弄されるな/(C)日刊ゲンダイ

 ひとつの検査項目の数値だけでアウトだセーフだと判断するのではなく、総合リスクを考慮する必要があるのだ。
「その時の数値が基準範囲に収まっていたとしても、年々、数値が上限に向かって右肩上がりに推移していたら、食生活を改めたり、日常的に運動をしたり、生活習慣を改善すべきです。人間ドックや健康診断で計測した数値は〈点〉ではなく〈線〉で判断するべきものなのです」(江田クリニック院長の江田証氏)

 せっかく検査を受けているのだから、有効活用したいものだ。

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