「病人、老人、妊婦、育ち盛りの子供は栄養が足りないので、しっかり1日3食をとる必要があります。しかし、暴飲暴食、喫煙が増える30代以降の男性、閉経後の50代女性はメタボになりやすく、栄養過多の人が多い。その状態で1日3食を実践しても、健康のためになっているとは言えません」
それどころか、多すぎる内臓脂肪は心筋梗塞や脳梗塞の原因となる。健康のためには、余分な脂肪を一刻も早く燃焼させなくてはならない。
体重60キロで体脂肪率30%の人は18キロの脂肪を抱えている。1日のエネルギーの必要量が1800キロカロリーだとすれば、朝食抜きどころか90日間、何も食べなくても生きられる計算になる。ボクサーなどのアスリートを見ても分かるように、体脂肪は1桁でいい。
また、空腹は「サーチュイン遺伝子」を活性化し、細胞を若返らせることが科学的に証明されている。