高血圧、糖尿病、がんに効果 「きくち体操」ってなんだ?

最高齢受講者は94歳/(C)日刊ゲンダイ

 自分で動かして良くしていけるという思いが、気持ちを前向きにさせる原動力となります。動かす部分に意識を集中させ、自分の体に思いをかけて動かすことによって、良くなっていけるのです。実際、教室に20年、30年と通われている生徒さんには、高血圧や糖尿病、肺がんから回復された方もいらっしゃいます」

■基本は手足の指の運動

 さまざまなポイントがあるきくち体操の中で、最も基本的で大事な動きを2つ――。

▼手の指

 左右の手のひらを広げ、親指の先を小指の付け根に押し付ける。残りの指は、開き、伸ばそうと強く意識する。親指のあとは人さし指、中指、薬指、小指の順番で、1本ずつ曲げて親指の付け根に押し付け、残りの指は同様に、開き、伸ばそうと意識する。脳が活性化するのは、このとき。うまくできなくても、“思うこと”が大事。

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