高血圧、糖尿病、がんに効果 「きくち体操」ってなんだ?

最高齢受講者は94歳/(C)日刊ゲンダイ

▼足の指

 両膝を伸ばして床に座り、片足を折り曲げてもう一方の足の上に乗せ、足の裏を見る。手の指で足指の裏を1本ずつ、意識を向けながら丁寧に付け根から指先まで、ゆっくり押しながら伸ばす。1本ずつ、丸まっている指先を伸ばそうと意識しながら行うことが大事。

 脳を使って手足の指先を動かす体操は、日常、簡単にできるという。
「電車に乗ってつり革につかまっているときです。一本一本の指先に意識を集中させて、つり革を握ったり、指を伸ばしてみたり。足の指も同様。指先に力を入れて、足の裏全体で立ち、膝を伸ばす。意識を向けるだけで、日常生活の中で筋肉を育てることができますよ」

◇きくち・かずこ 1934年生まれ。日本女子体育短期大学卒業後、体育教師を経て「きくち体操」を創始。現在、神奈川や東京などの教室、カルチャースクールで指導にあたる。著書多数。最新刊は「100歳まで若く美しく! きくち体操DVDブック」(宝島社)。

3 / 3 ページ

関連記事