「若年性で、機能障害が進行しておらず、炎症反応が上昇している患者には、TNF阻害薬の高い有効性が期待できることが分かったのです。研究では約半数の患者に著しい効果が見られ、そのうち3分の1の患者は寛解に至りました」(多田医師) もしや…と思ったら、強直性脊椎炎に詳しい医師か、見つからなければリウマチの専門医を受診するといい。「初期ではレントゲンで病変が表れにくい。表れても、見慣れていない医師は見逃すこともあります。経験を積んだ医師なら症状なども含めて総合的に判断します」(多田医師)
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