危ない脳梗塞を予防 画期的新薬の「うまみ」と「泣きどころ」

長嶋さんは回復したが…/(C)日刊ゲンダイ

 実際、腎機能の悪い人に出血事故が起き、2013年には日本循環器学会は透析患者を含む高度腎障害のある患者にはダビガトランを投与しないよう、呼びかけている。

 糖尿病の影響で知らず知らずのうちに腎臓が悪くなっている人もいるから要注意だ。

「先に述べたように3つの新薬はワーファリンのように食べ物や栄養状態によって効果が増減することがないため、受診のたびに血液検査で効き目を確認し、そのたびに薬の量を増減する必要はありません。半面、効き目が確実にわかる検査方法もありません。飲み始めに、血液が固まるまでの時間を計るなどして、出血症状に注意する必要があります」

 さらに、間質性肺炎、皮疹や出血などの副作用が2割弱に起こることがわかっている。ほとんどの人は薬を継続できるが、副作用が起きないよう、主治医とよく相談することが大切だ。

 新薬は使いながら安全性を積み上げている段階の薬。医師任せにせず、自分でよく勉強して使うことだ。

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