肉、卵、チーズで長寿…目からウロコ「沖縄式健康法」とは?

ご飯抜きでもこれだけで…/(C)日刊ゲンダイ

「人間の生命維持に欠かせない4大栄養素はタンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル。これらは体内で合成できないため、食事で補わなければいけません。それらをバランスよく含んでいるのが肉(Meat)・卵(Egg)・チーズ(Cheese)なんです。私はそれらの英語の頭文字を取り、MEC食と呼んで指導しています。

 一方、お米や野菜、果物に含まれる糖質・食物繊維は、必須栄養素ではありません。糖質は体内で合成できるので食べる量を減らしても何ら問題ない。それどころか、食べ過ぎは肥満や糖尿病の原因になります。食物繊維は、基本的に人間は消化できません。むしろ便秘の原因になるといわれているくらいです。

 しかし、本土の日本人は昔からこっちの方を主食にしてきました。それは、仏教や政治などの影響で肉食がタブーだったからです。そのため栄養が足りず、先進国の中で最も寿命が短かったのです。戦後しばらくして、ようやく平均寿命が欧米諸国や伝統的に肉食文化があった沖縄に追いついたのは、肉や卵、チーズを積極的に取るようになったからなんです」

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