専門家が指南 熱中症で死なないための「緊急時対処法」

こまめに水分補給/(C)日刊ゲンダイ

 これら3つが、頭に叩き込みたい基礎知識。熱中症の人の様子を見て、次の方法をプラスするとなおいい。

▼皮膚が青白く、体温が正常

「心臓より足を高くして、あおむけに寝かせ、水分・塩分を少しずつ飲ませてください」

▼皮膚が赤く、熱っぽい

「クッションや衣類を敷くなどして上半身を高くし、座っているのに近い状態にします。そして、とにかく体を冷却。氷で集中的に冷やすのがベストですが、氷がなければ、水を体に吹き付け、風を送って冷やします。アルコールで体を拭くのもいい」

 熱中症は、起こしやすい条件がある。前日より急激に気温が上がった時、アスファルトなどの舗装がされている場所に長時間いる時、残業続きだったり睡眠不足で体の疲労度が強い時などだ。
 都心では日が落ちても気温が下がらず、湿度が高い。やはり熱中症を起こしやすくなる。

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