「最近、患者が急増している大腸憩室疾患も便秘が関係しています。大腸の壁に内側から圧力が加わり、風船のように袋状に外に突出することがあります。これが憩室です。便が詰まって腸内の圧力が加わるとできやすく、それが破れて腹膜炎を起こすと命に関わることがあるのです」
では、それを解消するにはどうしたらいいのか?
■うつぶせゴロゴロ
「私は常々5つの便秘解消法を勧めています。そのひとつは『うつぶせゴロゴロ』法です。うつぶせ姿勢を10分ほど取ってから、左右にゴロゴロ寝転がるだけ。腸内ガスが抜け、腸の蠕動運動を促します」
実際、瓜田教授の元に通っていた50代の女性患者は、10代の頃から1週間以上続く便秘に悩まされ続けたが、翌日から即解消したという。
■野菜を過剰に取らない