真夏のゴルフで厳守! 命を失わないための「プレー5カ条」

写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ

■ゴルフは突然死が最も多いスポーツ

 では、最近増えているゲリラ豪雨に伴う雷対策はどうか? 通常、落雷が予想された場合、ゴルフ場は、スピーカーで警告、または退避を放送している。「ただし、途中棄権するか否かは原則としてプレーヤーの方の自主判断に任せています」(千葉県印西市「泉カントリー倶楽部」)

 これは全国、2400カ所のゴルフ場の見解でもあるようだ。

 末廣氏は「仲間のなかから不安な声が上がったときは棄権します。落雷を受けたら大変ですし、なにかの拍子に転んでケガでもしたら、シニアは回復するのに時間がかかりますからね」。

 日本医師会認定健康スポーツ医でもある「世田谷井上病院」(東京都世田谷区)の井上毅一理事長が言う。

「私の病院にも真夏、近くのゴルフ場から、吐血した人が救急車で搬送されてきたケースがありました。真夏のゴルフで一番気をつけたいのは『熱中症』ですね。猛暑日、とにかく水分をよく補給しませんと脳、心臓などの血流が悪くなり、心臓病や脳梗塞などを起こしてしまいます。十分に気をつけてください」

 ゴルフはプレー中の突然死が最も多いスポーツだ。そのことを忘れてはいけない。

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