インフルエンザや花粉症を悪化させる「ドライノーズ」対策法

マスクの活用は有効/(C)日刊ゲンダイ

「それほどに、乾燥はよくない。ドライノーズはあらゆる障害を引き起こすと考えた方がいい」

 これからの季節は、空気が乾燥していく。ドライノーズをいかに避けるかが、インフルエンザ、花粉症の対策につながる。

 ドライノーズを特に意識した方がいいのは、(1)エアコンが効いた屋内で「1日5時間以上×週3日以上」過ごす(2)鼻くそがよくできる(3)鼻血がよく出る(4)花粉症やアレルギー性鼻炎がひどい――のどれかに該当する人だ。

 ドライノーズの対策は簡単で、今日からできる。生理食塩水を鼻の中に点鼻する。専用の器具や液は薬局で購入できるので、それを利用するといい。生理食塩水の点鼻と、鼻うがいは全くの別物なので間違えないように。

 現実的には難しいかもしれないが、エアコンの効いた場所ではマスクをつけるのも、非常に効果がある。

「花粉やPM2.5など空気中に浮遊しているさまざまな抗原や温度、湿度、大気圧など環境変化にびくともしない鼻を、私はタフな鼻ということで『タフノーズ』と呼んでいるのですが、皆さんもぜひタフノーズを目指してほしい」

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