治らない「過敏性腸症候群」はお腹を揺らすと劇的改善

写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ

 体質なのでねじれ腸を変えることはできないが、「腹痛を伴う便秘」なら、腸が動いているので、下腹部のマッサージで引っかかった便を出やすくすると、容易に改善できる。

「あおむけで腸を揺らすイメージで、両手で下腹部を小刻みに押したり、立った状態で体をひねる体操をする。運動はラジオ体操が最適です。何十年と便秘の腹痛で苦しんできた人も、マッサージやラジオ体操で、翌日には大量の便が出て腹痛が良くなったと報告します」

 水上医師は、「過敏性腸症候群にはストレスや腸の形、そして胆汁再吸収障害などいくつか原因がある。現在それぞれにとても有効な治療ができるようになったので、腫瘍や炎症を除外するためにも専門医を受診してください」と話す。

 自己判断で市販薬……はやめるべきだ。

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