力む習慣ありならかかりやすい 便秘気味なら「直腸瘤」を疑う

写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ

 直腸瘤を疑うポイントは、①慢性的な便秘がある②残便感がある③会陰や膣の側を指で押すと便が出やすい。
 理想的なのは、骨盤臓器脱も含め総合的に診断・治療を行っている病院を受診することだ。見つからなければ、腸を専門にする大腸肛門科医を受診しよう。

 直腸瘤と診断されると、“瘤”があまり大きくない初期なら、排便機能を改善する訓練を行う。排便時に力みすぎない、食物繊維をはじめ排便をよくする食事を取るなどだ。スクワットなどで下半身の筋肉強化も役立つ。

 それでは効果がイマイチという場合は、手術だ。膨らんで緩んだ直腸を引っ張り合わせて縫う方法や、合成繊維でできたメッシュを膣と直腸の間に置いて壁を補強する方法など、幾通りもの手術があり、患者の状態に応じて選ぶ。

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