◆どんなタイミングで熱が上がったり下がったりするか。
◆熱のほかにどんな症状があるか。
疾患によって、発熱するタイミングや随伴症状は変わってくる。インフルエンザなら急激に熱が上がり、ずっと微熱があってせきも続いているようなら、肺炎の疑いが出てくる。膀胱炎や腎盂炎による発熱は、尿を排出した後に熱が下がり、夜になって尿がたまってくると熱が上がる。
「命に関わる髄膜炎や脳炎といった疾患は、発熱のほかに頭痛、意識障害、けいれんといった症状が出たり、首をスムーズに動かせないほどの痛みが表れるケースもあります。息切れや胸が苦しい症状があれば、ウイルス性心筋炎の可能性が出てきます」
また、外国への渡航歴、数日前に食べたもの、過去の手術歴があれば伝えておく。これで、3分診療を有効活用できる。