徹夜に強いのは、若さの象徴ではない。無理をすればするほど、がんと戦うNK細胞の活性が下がる。最大8割近く落ちるという。“がんとの戦闘要員”が8割も休んでいたら、体はがんに負けてしまう。「睡眠不足もヘッチャラ」と若ぶっている人ほど、がんにもなりやすいのはそのためだ。
では、どうすればいいか。
「とにかく休むことですが、若作りの人は“運動=体にいいこと”と刷り込まれているため、疲れていても過度な運動をしがちです。仕事も運動もでは、そのうち体は悲鳴を上げます。肩凝りや頭痛は血圧が上がったときに生じやすい。脈の異常は疲れがたまっているとき。これらの症状が表れたら、休むことです」
本当に若々しくありたければ、安息日をつくることだ。