「正しい寝正月」3つのポイントを意識して睡眠の歪みを直す

昼寝は明るい部屋で/(C)日刊ゲンダイ

「メラトニンは網膜が光を感知した時点から分泌がストップします。寝るときは窓際に陣取り、カーテンを少し開けておけば、自然と光を感知できるので実践してみましょう。窓際で寝ることができない人は、朝、目覚めた時点でカーテンを開けて窓から1メートル以内に入ってください。朝の習慣になっていることを窓際でできればさらにいい。二度寝する場合も、電気をつけて部屋を明るくしたまま眠ればOKです」

 ただし、光を感知させるリミットは普段の起床時間から4時間後まで。人間は光に対する感度が感知直後から徐々に下がっていき、4時間後になくなってしまう。普段、朝6時に起床している人は、10時までに窓際に移動したり、部屋を明るくする必要がある。

■ウトウトするのは午後3時まで  

 光に当たることが難しかったり、タイミングを逃してしまった場合は、「深部体温」の調整が効果的だ。深部体温とは内臓の温度のことで、人間は深部体温が高くなると活発になり、低くなると眠くなる。深部体温は、起床から11時間後(6時起床の場合は17時)に最高になり、22時間後(明け方4時)に最低になるリズムをもっている。

2 / 4 ページ

関連記事