食事の歪みはこう正す 栄養素豊富な「雑穀料理」で体調改善

「〈このままではまもなく人工透析になる〉と医師に宣告されるまで、食の重要性を全く意識していませんでした」と話すのは、「人工透析なしで10年! でも元気な私の食生活」(講談社)の著書があるバイオリニストで料理研究家のリュウ・ウェイ(劉薇)さんだ。

 10年前に腎不全と診断されたリュウさんは、人工透析を避けるため、食生活の改善に取り組んだ。試行錯誤の末、たどり着いたのが、雑穀を中心にした食生活。それによって、医師も驚くほど腎機能が安定した。

「雑穀に対して『手間がかかる』と思っていませんか。一度やってみれば、想像以上に調理が簡単だと思うはず。雑穀には体に必要な栄養素が豊富に含まれていますし、何よりおいしい。私が定期的に開いている雑穀の料理教室は、がんや糖尿病など病気を患った参加者も多いのですが、みなさん楽しみながら、結果的に体調もよくなっている。日刊ゲンダイの読者の方にも、ぜひ雑穀を日々の生活に取り入れてもらいたいですね」

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