目が痛み、不快症状続く…眼精疲労解消に効く2つの対策

温タオルを5分/(C)日刊ゲンダイ

 対策の第一は自分に合ったメガネを使うこと。それだけで症状が改善される人も多い。いまは遠近両用のメガネもさまざまなタイプがあり、遠・中・近に分かれたものもある。デスクワークが多い人は遠の部分を狭くして、近・中の部分を広くするなどライフスタイルによってメガネの構造が変わってくるので、しっかり検眼したうえで自分に合ったメガネを作るようにしたい。

■症状を悪化させるドライアイ

 ドライアイによる眼精疲労も多い。目の表面を覆って保護している涙の量が不足するなどして均等に行き渡らなくなり、目の表面に傷をつけてしまうことで眼精疲労を起こす。

「ドライアイには、涙液の量が減るタイプと、涙液の3層構造が不安定になるタイプがあり、ほとんどが不安定型です。不安定型は、涙の蒸発を防ぐための油分がうまく分泌されないことが原因になっているケースが多い。油分はまつげの根元にある〈マイボーム腺〉から分泌されますが、加齢によってその機能が衰えたり、詰まってしまうことでドライアイを招きます。それを解消するためには目元を温めてから洗う〈リッドハイジーン〉が効果的です」(清澤院長)

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