目が痛み、不快症状続く…眼精疲労解消に効く2つの対策

温タオルを5分/(C)日刊ゲンダイ

 リッドハイジーンとは「まぶたの衛生」という意味で、多くの眼科医が推奨している。市販のホットアイマスクやスチーマーを使うのもいいが、もっと手軽にできる方法だ。

 洗顔や入浴の前に固く絞った40度程度の温タオルを閉じたまぶたの上に乗せ、そのまま5分ほど目元を温める。すると、マイボーム腺に詰まった油分が溶け出してくるので、目にしみないタイプのアイシャンプーやせっけんで、まつげの付け根を洗い流す。乳幼児用のベビーシャンプーでもいい。さらに、清潔なコットンでまぶたの縁を拭いたり、保湿成分入りの目薬を点眼すれば万全だ。

「目元を温めることは、まぶたの血流をよくして固まって詰まった油を通し、眼精疲労を改善するために効果的です。涙の量も減ってくる40歳を越えた人にはおすすめします。ただし、即効性は求めずに歯を磨くように毎日続けることが大切です。患者さんの多くは、3週間くらい続けるとスッキリして気持ちよくなるといいます」(清澤院長)

 ホットアイマスクが売れているのも、効果を実感している人が多いからだろう。

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