“年末年始太り”を解消! 専門医師が教えるダイエット法

「深夜だけどラーメン食べる」は“肥満性格”/(C)日刊ゲンダイ

■「極端」から脱却しよう

 肥満の人には共通点があるという。“極端なダイエット法を好む”“氾濫する情報をうのみ”“他力本願”など。

「悪いものは徹底的に口にしない、良いものはお腹にたくさん入れたい、という方は多い。極端なダイエットは体の負担になります。継続できず、以前より太ってしまう人も珍しくありません」

 さらに、肥満の性格の特徴も研究されている。“大ざっぱ”“過去、未来より今が大事”“今に流されやすい”など。「深夜だけど、腹が減ったからラーメンを食べる」となりがちな人は、まさに“肥満性格”だ。

 肥満の多方面からの分析を経て、島野理事長は医学的根拠に基づいた肥満治療を行っている。実にシンプルなものだ。

「肥満を何とかしなくては、という気づきがまず必要。次に、何をすればいいか、自分ができる方法を考える。そして、行動に移す。これらの3つが相互に影響しあい、正のスパイラルが生まれると、ダイエットは成功に向かっていきます。“○○○しなくてはならない”といった指導はせず、患者さんと一緒に、“今できる具体的な方法”を考えていきます」

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