余命半年宣告のがん患者が語る「元気に4年生きている理由」

抗がん剤の副作用で車イス時代もあった/(C)日刊ゲンダイ

 日本生まれ日本育ちのシャムレッフェル・レックスさん(63)は4年前、ステージⅣの腎臓がんが見つかり、「余命半年」と宣告された。しかし、写真の通り、末期のがん患者とは到底思えないほど元気でイキイキした日々を送っている。「医師が知らない余命を延ばすがん養生生活」(三交社)をまとめたレックスさんに体験談を聞いた。

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 ステージⅣの腎臓がんだと分かり、僕はウィキペディアで5年生存率を調べました。不思議なことに日本語では出てこなくて、英語にして初めて「4.6%」と知りました。「余命半年」というのは完全な死の宣告だと思っていたので、「4.6%は5年間生きている。そういう人は何をしたのか?」と思ったんです。

 しかし、亀田総合病院(千葉・鴨川)の担当医に聞くと、「データがありません」。そこで「先生の患者さんで5年生存の人は何人いますか?」と尋ね直すと、「一人もいません」とのことでした。その時、僕は、「医師の言う通りの治療を受けたら、5年はもたない」という結論を出しました。

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