老けない太らないと大ブーム「ココナツオイル」効果的摂り方

ココナツオイルで作ったピーナッツ・ハニー・ポップコーン/(C)AP

「老けない、太らない、健康にいい」といわれるココナツオイルが大ブームになっている。本当なのか。

 ハリウッドのセレブが美容やアンチエイジングのためにココナツオイルを愛用している――。そんな触れ込みで注目され、さらにさまざまな病気を予防すると紹介されて人気に火がついた。なんだか眉に唾をつけたくなるが、ココナツオイルの実力は本物だという。「こんなにすごい!ココナッツオイル」(幻冬舎)の共同著者で、江田クリニック院長の江田証氏に詳しく聞いた。

「ココナツオイルには『中鎖脂肪酸』という天然成分が豊富に含まれています。これが、さまざまな健康効果をもたらす源で、抗菌作用、抗酸化作用、代謝アップなど、医学的なエビデンス(科学的根拠)もしっかりある。また、体内に取り込まれるとすぐにエネルギーに変わるので、医療現場では点滴薬として使われています。手術を受けた後や、肺炎などの重症感染症にかかった患者さんは、回復のためにたくさんのエネルギーが必要になります。そうした場合、中鎖脂肪酸の点滴(MCT点滴)を行います。それだけ優れた成分といえます」

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