糖尿病のセカンドオピニオン 受けるべき「3つの判断材料」

写真はイメージ/(C)日刊ゲンダイ

■ひとつでも当てはまるなら他の専門医に相談を

 患者側が日頃から自分の状態をチェックしておくことが大切だ。セカンドオピニオンを受けるべき「判断材料」は3つある。

(1)頻繁に低血糖を起こし、フラフラしたり、不快感を感じることが多い。
(2)薬を飲んだあと、お腹がすいて仕方がない。
(3)薬を飲み続けてから、体重がどんどん増えている。

「いずれも低血糖を起こしていると考えられます。3つのうちどれかひとつでも当てはまる場合は、早い段階でセカンドオピニオンを求め、他の専門医に相談してみることをおすすめします。薬を飲んでいるのに、HbA1cがずっと8%を超えている患者さんも、いまの治療法で正しいかどうかを疑ってみたほうがいいでしょう」

 日本糖尿病学会のホームページを閲覧すれば、自宅の近隣に糖尿病専門医がいるかどうかを調べることができる。東京在住なら、東京都医療機関案内サービス「ひまわり」というサイトが参考になる。糖尿病専門医がいる病院や、どのぐらい患者がいるか、どんな治療ができるかなど、さまざまなデータが掲載されている。まずは、該当する医師がいる病院に相談すればいい。

 信頼できない医師の言いなりのままでは、自分の身は守れないのだ。

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