民主岡田代表は2度手術 「網膜剥離」はこんな人がなりやすい

民主党の岡田代表は5月に3度目手術の予定(C)日刊ゲンダイ

■10人に1、2人は再手術か必要

 自分は網膜剥離を起こしやすいタイプかも……という人は、普段から“前兆”に気を配っておきたい。

 注意すべきは「飛蚊症」と「光視症」だ。「飛蚊症は、糸くずのような黒いゴミが視線とともに移動するように見えるのが特徴で、網膜剥離のごく初期に見られることが多い症状です。光視症は暗いところでもチカチカとした閃光を目の中の決まった場所に感じます。これは、網膜が引っ張られて穴が開くときに生じる症状です。放置して剥離が始まると、周辺部から視野が欠けたり、物が歪んで見えるようになります」

 剥離が網膜の中心部である黄斑まで進むと視力が低下し、失明に至る危険もある。早い段階で眼科で検査を受けた方がいい。

「治療は、剥離が小さい段階ならレーザーによる網膜光凝固手術を行います。網膜がある程度剥がれている場合は、硝子体を取り除いて網膜への牽引をなくす硝子体手術や、眼球にシリコーン製のバンドを巻いて牽引を緩める強膜内陥術が行われます」(清澤院長)

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