浣腸の利用も対症療法だが、毎月1回、瀬戸さんは逓信病院に通い、「大建中湯」という漢方薬と、「マグラックス」という医薬品をもらい、朝、昼、晩の食後に1日3回服用している。いずれも便を軟らかくしたり、胃腸の状態を改善する薬だそうだ。
「症状が落ち着いたり、仕事が忙しかったりすると、うっかりこの薬を飲み忘れてしまうことがあります。すると、腹痛が始まるわけです」
担当医師からはほかに、バランスのとれた食事、十分な睡眠、ストレスをためないようにとアドバイスを受けている。
「食事の量を少なめにして、1日5回に分けて食べています。また、ストレスをためないように、なるべく多くの睡眠をとり、毎朝、自宅近くの公園で行っているラジオ体操に参加した後、1時間の散歩を日課にしています」
患者に聞け