「がん」が嫌なら舌を磨け 岡山大歯学部が研究結果を解明

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

 口の中が乾きやすい人ほど舌苔が増える。中高年に多い口臭もアセトアルデヒドの影響と考えられるという。子供から「口が臭い」と言われる人は要注意だ。

 逆に言うと、口の中をきれいにして舌苔を除去していれば、がんの危険性を抑えられるということだ。江國氏は口が乾きやすい人はうがいなどで潤いを与え、食事のあと水を飲んで舌についた汚れを洗い流すことを推奨する。

「歯磨きのときに歯ブラシで舌を掃除するのは禁物。激しく磨くと舌が傷つき、がんができてしまう可能性があるのです。指のツメで舌苔を削ると、舌を傷つける上にツメに入っているバイ菌が侵入してしまいます。一番いいのは薬局などで売っている“舌ブラシ”を使い、一定方向に優しく舌を磨くこと。舌ブラシは数百円で買えます」(江國大輔氏)

 がん家系の人は今夜から舌をブラッシングだ。

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