健康オタクが脳内出血 親類から“異変”指摘が発覚のきっかけ

写真はイメージ(C)日刊ゲンダイ

「脳内出血」は、脳内の血管が破れ、大脳や小脳など脳の中で出血する。破れた血管の部位にもよるが、頭痛、嘔吐、意識障害、感覚障害、運動まひなどを起こす。

 竹澤さんの家族は、担当医から「定位的脳内出血吸引術」という手術法を説明された。その後、本人は手術室に送られた。

 同手術は、定位脳手術装置に頭部を固定して、局所麻酔をかける。両側のこめかみのあたり(頭蓋骨)に小さな穴を開け、穿刺針を挿入して脳内にあふれている血を抜くという方法だ。

「3時間ぐらいの手術だったでしょうか。私の場合は初期症状の段階で脳内出血に気がつき、すぐ手術をしたことで助かりました。治療が遅れれば、出血によって脳が破壊し、後遺症として半身不随になることもあるそうですね」

 こう言って胸をなで下ろした。

 術後、2週間の入院と言われたが、1週間で退院。今は後遺症もなく、朝早く起きて新聞の株式欄を精読する日常生活に戻っているという。

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