認知症リスク低下の効果も "歩幅80センチ"で人生が変わる

プラス10センチが大事(C)日刊ゲンダイ

「有名プロゴルファーの多くは、トレーナーなどからウオーキングを教わっています。正しい姿勢や歩幅を保ち、一定のリズムで歩くことで、精神的に崩れないようになるからです。また重心が安定していないと、使いたくない筋肉を使うので、疲れやすい。パターのときに目線がずれると、脳が平行を捉えられなくなる。ウオーキングとゴルフは密接な関係にあるのです」

 さらに認知症リスクとの関係も分かってきた。東京都健康長寿医療センター研究所が、高齢者を歩幅が「狭い」「普通」「広い」に分けて分析したところ、普通に歩いたときに歩幅が狭い人(男では61.9センチ以下)は、広い人(70.6センチ以上)に比べ、認知機能低下のリスクが3.4倍だった(データは2013年)。

 “歩幅80センチ歩き”の意義は計り知れないといっていい。“プラス10センチ”でいい。今日から実践しよう。

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